あまり知られていない?アドバンテージ後のイエローカードは出せるのか?

  • 2021/03/21 更新

あまり知られていない?アドバンテージ後のイエローカードは出せるのか?

何度もご紹介している「Jリーグジャッジリプレイ」ですが、今回も大変勉強になる題材でしたので、ご紹介いたします。

タイトルの通り、アドバンテージ後のイエローカードは出せるのでしょうか?または出せないのでしょうか?
明確に説明できる人は審判経験のある方だけなのではないでしょうか。

選手もある程度の理解はしていることと思いますが、しっかり考えて頭で整理してからでないと容易ではありません。
今回、フォーカスされている浦和対横浜FCで起きたシーンで瞬時に判断を下すのは難易度が高いと思われます。
また、このシーンでは前回ご紹介したオフサイドディレイも関わっていますので、VAR導入で変化するレフェリングを学びましょう!(2021/3/18記事)をご覧いただいた方にもさらに理解を深めていただきたいと思います。

では、アドバンテージ後にカードは出せるのか?
アドバンテージに関する競技規則の記載は下記です。

アドバンテージ
警告や退場となるべき反則に対して主審がアドバンテージを適用したとき、この警告や退場処置は、次にボールがアウトオブプレーになったときに行われなければならない。しかしながら、反則が相手チームの決定的得点の機会を阻止するものであった場合、競技者は反スポーツ的行為で警告され、反則が大きなチャンスとなる攻撃を妨害、または阻止したものであった場合は警告されない。

結論としては、アドバンテージ後にカードは出せます。
ただし、アドバンテージを適用した事象がSPAやDOGSOによるものではないもの。
アドバンテージを適用した場合には、事象がSPAやDOGSOであればそれぞれ一段階下がるなんて既存のルールを聞いたことがあるかもしれません。
アドバンテージを適用したということは、阻止しようと試みた結果、阻止できなかったという考えからです。
この場合、SPAは一段下がってノーカード。DOGSOは一段下がってイエローカードということになります。
※サッカーとフットサルではDOGSO要件が異なります。詳しくは2020/7/19更新記事にて

今回の動画で紹介されているシーンは、いろんな要素が詰まった非情に奥深い事象でしたので、競技規則への理解がぐっと深まること間違いなしの題材です。
是非、考えながらお時間あるときにご覧になってみてください。

アドバンテージ後のイエローカード 出せる?出せない?【Jリーグジャッジリプレイ2021 #3-1】


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

エフスポでは『備品レンタル』サービスを行っております!
イベントをさらに盛り上げるアイテムや、
参加者に喜んでいただけるようなイベントを彩るアイテムをご用意しています!
是非お気軽にお問い合わせください!

お問合せ

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

instagram of F_SPO