サッカーとフットサルのDOGSO

  • 2020/07/19 更新

サッカーとフットサルのDOGSO

今シーズンも始まりましたね、『Jリーグジャッジリプレイ』。
Jリーグの公式YOUTUBEチャンネルの1コーナーで、SNSなどで話題になったプレーシーンを取り上げて議論する大変勉強になるコンテンツです。

今回の動画では、DOGSO(ドグソ)についての議論されていました。
DOGSOとは、”決定的な得点の機会の阻止”のことを指し、DOGSOと判定をくだすための4つの要件があります。
動画内でも説明していますが、4要件はこちらです。
①反則とゴールとの距離
②守備側競技者の位置と数
③プレーの方向
④ボールをキープできる、または、コントロールできる可能性

これらを踏まえて、動画をご覧いただきたいと思います。

Jリーグジャッジリプレイ2020 #8-1

感覚的にみるとイエローカードくらいかなと思うようなシーンでも、4要件のすべてが当てはまればレッドカードとなります。
実際に動画内でも、映像の主審の判定とは意見が異なっています。
もちろん、これは映像を繰り返し見れるからに他なりませんので、実際の場で瞬時に判定した主審の判断を尊重すべきだと思います。

そして先日、競技規則の改正があったフットサルと比較してみましょう。
改正については、2020/6/25更新記事でご紹介しております。

フットサルにおいてのDOGSOは先日の競技規則改正によって、要件が追加されました。
サッカーとまったく同じではなくなりましたので、今後気を付けなければいけませんね。

①反則とゴールとの距離
②全体的なプレーの方向
③ボールをキープできる、またはコントロールできる可能性
④ゴールキーパーおよび守備側フィールドプレーヤーの位置と数
⑤ゴールが「守られている」かどうか

⑤の、”ゴールが「守られている」かどうか”がサッカーとフットサルの競技特性の違いで、肝だと思います。

ゴールキーパーとの1対1。
サッカーとフットサルではまったく同じ決定的な状況といえるでしょうか?
フットサルでは、そう簡単にゴールを決められるものではないですよね。
この点が考慮され、フットサルではゴールがゴールキーパーによって「守られている」と判断できる場合は、DOGSOとはならなくなりました。
とても理にかなっている改正ですね。

サッカーとフットサル。似ているようで若干異なるところがまた把握違いを生み出しそうですね。
どちらもアンテナを張って知識のアップデートをしていきましょう!

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