知らない人も多い!?PKをとられる反則

  • 2020/10/15 更新

知らない人も多い!?PKをとられる反則

フットサル競技規則改正(6月25日更新記事)で、キックインやゴールクリアランスについてなど、大きく変更があった事項については、すでに把握されている方も多いと思います。
その中で、稀なケースのため意外と知られていないであろう、実は影響力の大きいルール改正をご紹介いたします。

これまでは、”ファウルとなるための基本的条件”というものが存在し、その条件とはこのように記されていました。
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反則をファウルとして判断するためには、次の条件が満たされなければならない。
・競技者、または交代の進め方に従わずピッチ内に入った交代要員によって犯される。
・ピッチ内で起きる。
・ボールがインプレー中に起きる。
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要するに、この条件がすべて当てはまらないとファウルとはならないというもの。
ですので、条件を満たしていない反則はドロップボールで再開していました。

しかし、今回の改正でこの基本的条件が取り除かれ、ボールがインプレー中であれば、反則または妨害が起きたところから最も近い境界線上の地点から行うフリーキックで再開されることになりました。
最も近い境界線が、ペナルティーエリアであれば、直接フリーキックになる反則の場合、PKとなります。

公式戦やレベルの高い試合の場合、攻撃時にファー側のポストにスライディングでパスに合わせたり、守備時にはスライディングで阻止する場面がありますが、滑ってゴールラインを超えた競技者同士、ピッチに戻る際の攻防はリスクを伴いますので注意が必要となります。

エンジョイ層には馴染みがないシーンですが、各地域リーグでプレー選手にとっては把握しておくべきルールとなりそうです。

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