フットサルとサッカーのキックオフの違い|フットサルルール
- 2019/09/15 更新
サッカーのキックオフに関する競技規則が改定され、キックオフの時にセンターマークに1人しかいない光景が当たり前になりました。
それは、ボールの動く方向に関わらず、ボールが明らかに動いたらインプレーとなったからです。
すなわち、キックオフを行うキッカーのみ後方へボールを蹴るために相手のフィールドに入ることも許されました。
(競技規則より抜粋:キックオフを行う競技者を除いて、すべての競技者は競技のフィールドの自分たちのハーフ内にいなければならない。)
このサッカーのキックオフのイメージが浸透した結果、民間のフットサル大会でも同様の行動をする選手が増えてきました。
しかしながら、フットサルはキックオフに関する競技規則の改定は行われていません。
正しいフットサルのキックオフの進め方をしっかり理解していただくために、サッカーと比較して解説したいと思います。
【サッカー】
・キックオフを行う競技者を除いて、すべての競技者は競技のフィールドの自分たちのハーフ内にいなければならない。
・キックオフをするチームの相手競技者は、ボールがインプレーになるまで 9.15m(10ヤード)以上ボールから離れなければならない。
・ボールは、センターマーク上に静止していなければならない。
・主審が合図する。
・ボールは、けられて明らかに動いたときインプレーとなる。
・キックオフから相手競技者のゴールに直接入れて得点することができる。ボールがキッカーのゴールに直接入った場合、相手競技者にコーナーキックが与えられる。
【フットサル】
・キックオフからは、直接得点することができない。
→以前のルールではキックオフから直接得点することができましたが今は改定されています。
・すべての競技者は、ピッチの味方半分内にいなければならない。
→サッカーのようにキックオフ前に相手コートに入ることはできません。
・キックオフをするチームの相手競技者は、ボールがインプレーになるまで3m以上ボ ールから離れる。
・ボールは、センターマーク上に静止していなければならない。
・主審が合図をする。
・ボールは、けられて前方に移動したときインプレーとなる。
→サッカーとは違い”前方に”という指定がありますので、前方に蹴られなければ試合は始まりません。
このようにサッカーとフットサルの競技規則は似て非なるものだということがわかります。
サッカー以上にプレーできる機会の多いフットサル。是非、そのルールにも着眼してみてください。
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