サッカーのハンドのルールが変わる!?
- 2019/03/13 更新
サッカーのルールがまた進化します。
3月12日にサッカーのルールを定める国際サッカー評議会(IFAB)から、2019-20シーズンから適用される競技規則の一部を公開しました。
今回は、英語版のみのリリースのようですが、近く日本サッカー協会(JFA)が翻訳したものが公表される見込みだそうです。
今回で行われる大きなルール改訂として「ハンド」があります。
こちらでも何度も過去に紹介しており、最も議論になりやすい反則の一つです。
これまでは「手または腕を用いて意図的にボールに触れる行為」が反則とされてきましたが、今回の改訂でこの項目が一斉に削除され、『反則』『通常は反則』『通常は反則ではない』という具体的ケースが挙げられるように変わりました。
『反則』
・手や腕をボールの方向に動かす場合を含め、手や腕を用いて意図的にボールに触れ る。
・ボールが手や腕に触れた後にボールを保持して、またはコントロールして、「相手競技者のゴールに得点する」「得点の機会を作り出す」。
・ゴールキーパーを含め、偶発的であっても、手や腕から相手チームのゴールに直接得点する。
『通常は反則』
・手や腕を用いて競技者の体を不自然に大きくした。
・競技者の手や腕が肩の位置以上の高さにある。
『通常は反則ではない』
「反則」「通常は反則」にあたる場合を除いて…
・競技者自身の頭または体から直接触れる。
・近くにいた別の競技者の頭または体から直接触れる。
・手や腕が体の近くにあり、競技者の体を不自然に大きくしていない。
・競技者が倒れ、体を支えるための手や腕が体と地面の間にある。ただし、体から横または縦方向に伸ばされていない。
最も大きく変わったのは、手や腕に当たっただけでも利益を得た際には、ファウルが取られやすいルールとなった点。
反対に、手や腕が適切な位置にある場合、避けられない距離からの跳ね返りが当たった場合、転倒時の支え手に当たった場合など、『反則ではない』要件も明確になったことで、不運の敗戦となるケースは減ることになりそうです。
今後さらに、情報が入ってくると思われますので、随時ご紹介したいと思います。
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