ビッククラブに所属した日本人選手!

  • 2021/09/07 更新

ビッククラブに所属した日本人選手!

現在、欧州の舞台でプレーする日本人選手は約50人と言われています!
残念ながらその中で、レギュラーとして助っ人の役割を果たしているのは、ほんの一握りです。
また、その数少ない選手の共通点は、中堅以下のクラブか、
ビッグ4と言われるプレミアリーグ、スペインリーグ、ブンデスリーガ、セリエAではないリーグに所属しています。

しかし、先日イタリア・ボローニャからイングランド・アーセナルへの移籍が発表されたDF冨安健洋選手のように、
これまでにはビッククラブと言われるチームに所属した日本人選手も存在します!
今回はそんなビッククラブに所属した選手を紹介します!

①中田 英寿 (ローマ)

ローマでは、本職のトップ下にフランチェスコ・トッティという象徴がおり、中田はボランチ起用が増え、
外国人枠の影響もあって途中出場がメインで、世界トップクラスのスターが揃うビッグクラブではなかなか定位置を掴みきれませんでした。
2000/01シーズンは大型補強の煽りを受けてベンチで過ごす時間が長くなり、出場試合数もなかなか伸びていかず。
それでも第29節のユベントス戦に途中出場し、1ゴール1アシストの大爆発でローマを勝利に導きました。
この1勝が優勝を決定づけるものとなり、中田のゴールは今も歴史に残るものとして語り継がれています!

【リーグ戦成績】
1999/00:15試合出場3得点
2000/01:15試合出場2得点

②長友 佑都 (インテル)

海外移籍後半年でビッグクラブに引き抜かれ、7年半生き抜き、
セリエAにおける長友佑都の実績は、間違いなく『成功』と言えるでしょう。
背は大きくなく、事あるごとに限界を叫ばれ、プレッシャーを受けてミスもしたが、努力はやめない。
選手たちに溶け込み、練習して体を作り上げ、ビッグクラブのプレッシャーを味わいながら「何度でも這い上がる」という精神をピッチで出し続けました。
その結果、日本人選手としてイタリアでの在籍期間が最長になりました。

【リーグ戦成績】

2010/11:13試合2得点
2011/12:35試合2得点
2012/13:25試合0得点
2013/14:34試合5得点
2014/15:14試合0得点
2015/16:22試合0得点
2016/17:16試合0得点
2017/18:11試合0得点

③宇佐美 貴史 (バイエルン・ミュンヘン)

19歳でドイツのバイエルン・ミュンヘンへと移籍を果たし、
11年のプレシーズンに強豪クラブが集まって行われる親善試合アウディカップのバルセロナとの決勝に先発出場。
そこでスルーパスで決定機を演出するなど、挨拶代わりの活躍を見せました。
その年のチェルシーとの欧州CL決勝では日本人初のベンチ入りを果たしましたが、試合には出場することはできませんでした。
その後も定位置は確保できずに1年でクラブを去ることとなってしまいました。

【リーグ戦成績】

2011/12:3試合0得点

 

④香川 真司 (マンチェスターユナイテッド)

2012年夏、ドイツ・ドルトムントからイングランドの名門クラブへの移籍を決め、
名将アレックス・ファーガソン監督のもと、開幕から3試合連続でトップ下での出場を果たしました。
2節にはゴールも決め、そのシーズンのリーグ戦20試合に出場。6得点4アシストの成績を収めましたが、
トップ下、サイドハーフと様々なポジションを任され、チームに馴染むのに精一杯。
その後は監督交代もあり、結果を残すことができず、ドルトムントへ売却されてしまいました。

【リーグ戦成績】

2012/13:20試合6得点
2013/14:18試合0得点

⑤本田 圭佑 (ACミラン)

2014年1月にロシアのCSKAモスクワから加入して以来、3年半に渡ってミランの背番号10を背負いました。
最も輝いた時期は2014年秋、わずか7試合で6ゴールを決める活躍を見せましたが、
ミラン在籍中、6人もの監督のもと、確かな結果を出すことができませんでした。
本田のミラン通算成績は公式戦92試合で11ゴール・14アシスト。
加入2、3年目はレギュラーでしたが、最終年は1シーズンの大半をベンチで過ごす苦しい時期を過ごし、
その後メキシコ・パチューカへ移籍を決めました。

【リーグ戦成績】

2013/14:14試合1得点
2014/15:29試合6得点
2015/16:30試合1得点
2016/17:8試合1得点

⑥南野 拓実 (リヴァプール)

オーストリアの強豪、ザルツブルクに在籍時に敵地アンフィールドでリヴァプールと対戦した第2節で、
南野は1ゴール・1アシストをマーク!その実力を目の当たりにしたユルゲン・クロップ監督が関心を強め、具体的な交渉に発展し、移籍が実現しました。
レッズ(リバプールの愛称)史上初の日本人プレーヤーとなった南野ですが、モハメド・サラーやサディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノなど、
多士済々のアタッカーが揃っている中、ベンチを温めることが多く、2020/21シーズン途中にはサウサンプトンへ期限付き移籍。
今シーズンはリヴァプールに復帰し、活躍の時を虎視眈々と狙っています。

【リーグ戦成績】
2019/20:10試合0得点
2020/21:9試合1得点

 

⑦冨安 健洋 (アーセナル)

移籍市場最終日の8/31、イタリア・ボローニャから日本代表DF冨安を獲得したことを正式に発表されました。
背番号は18。英メディアによると4年契約で1年延長のオプションが付き、移籍金は推定1980万ポンド(約30億円)。
アーセナルのアルテタ監督は「素晴らしい守備力と高い技術を持ち合わせた万能型のDFで、チームにとって重要なメンバーになる」とコメント。
しかし、名門アーセナルは今季はここまで3連敗で最下位。守備の再建が急務となっており、冨安への期待も高まっています。


ここまで7選手を紹介してきましたが、共通しているのは絶対的な結果が残せていないこと。
唯一、長友選手は長く一線で活躍していましたが、他の選手は厳しい戦いを強いられ、他チームへ移籍を余儀なくされました。
今後もビッククラブに所属する日本人選手はきっと多く出てくると思いますが、中心選手として活躍できることを願うばかりです!
今シーズンも海外で活躍する日本人選手を応援しましょう!


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